きのこについて
ここではきのこ(菌糸体)についての見聞を広めることとし、次項へつながる基本の意味
 も含めて勉強していきたいとおもいます。
 
きのこの認識、定義づけ
〜「きのこ」とは〜
きのこというと通常、世間一般では子実体を表す言葉であるが、我々にとってきのこの
子実体は菌を同定する以外にさほど興味を示さない。ここでいうきのことは菌糸体
(場合によって培地も含む)を示す言葉である。
 
〜クワガタにおける菌床〜
クワガタ飼育において、きのこと密接な関係にあるのは周知のとおりである。
ヒラタケ類を使った菌糸瓶飼育、椎茸のホダ木を利用したマット飼育、
最近ではマンネンタケ類の菌床ホダ木を使った材飼育など、きのこの種類も様々である。
しかし、ここで注意しなければならないのは、我々が知りたいのはクワガタにとって良い
菌床である。ところが、きのこ関係の人間が言ういい菌床とは、たくさんの、おいしい、立派な
子実体をつける菌床である。目的が違うのである。
このことを踏まえ、きのこ業界の常識、非常識に左右されず、きのこのことを研究していきた
い。
 
きのこを取り巻く三者
次項においてきのこの名称の混乱を整理する前に、きのこに携わる者の簡単な定義づけを
行う。
・きのこを真菌学の面から学術的に捉えている人達のことを 「学会」
・きのこを食用、または薬用として流通業の面から捉えている人達のことを 「業界」
・きのこを昆虫飼育の面から捉えている我々のことを 「虫屋」  
 
ヒラタケ
ヒラタケはどんなものかというと三者とも同じような答えが返ってくる。しかし、シメジというとこ
とは厄介である。虫屋の場合はシメジという言葉は使わないが、まずはヒラタケとシメジの関
係を知っておかなくてはならない。
学会のシメジと業界のシメジは全く違うものである。学会のシメジというものはホンシメジをさ
し、マッタケと同じように木の根に共生する菌根菌と呼ばれるものである。
これに対し、業界で言うシメジとはヒラタケをさし、木材の構成要素であるリグニンを分解する
スーパーに置いてある「〇〇シメジ」とはほとんどがヒラタケであり、紛らわしいことに最近で
はホンシメジというヒラタケ商品もある。
余談ではあるが「香りマッタケ、味シメジ」とは菌根菌のホンシメジのことを言う。
 
オオヒラタケ
学会からみれば、オオヒラタケという種類はどこにも存在しない。
オオヒラタケというのはアワビタケなどに代表される傘の大きなヒラタケの俗称である。
ただし、虫屋の場合は夏場に強いヒラタケということで、俗称ヒマラヤヒラタケなどといった亜
熱帯地方のヒラタケのことをさし、好んで使うようになった。
 
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